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空戦魔導士候補生の教官(6) 感想

空戦魔導士候補生の教官6

ベベル編突入。
ミソラたちは、連絡艇にてベベルへ向かう。
しかし、もう少しでベベルへ到着するというところで魔甲蟲の襲撃を受ける。
学園浮遊都市《ファルシオン》代表選抜の助けもあり、何とか魔甲蟲の襲撃を撃退するが、その戦闘でSランク小隊との実力差を思い知らされることになる。

ファルシオン》代表に触発され、自主訓練にも身が入るミソラたちだが、いつもと同じ訓練内容にカナタは不満げな様子。
カナタは、いつもと同じ訓練を続けるだけでは、Sランク小隊に勝つことは無理だと感じていた。
空戦舞踏祭で優勝するためには、目標とする「最強の存在」をイメージすることが必要だとミソラたちに伝える。
その上で、カナタはミソラたちに「明日は強敵を前にしたときの対処法について、模擬線を通じて教える」と話す。

ネタバレあり

 新キャラ「ノエル・ル・サンスーシ・デア・ランシール・ド・ワーフ」登場。
名前からしてツンデレキャラですが、カナタの顔の上にお尻を乗せたり、お尻を触られたりと、カナタとはそれなりに仲もいいみたいです。
背は小さいみたいですが、胸はそれなりにあるみたいですね。またロリ巨乳が増えるのか……


カナタは、自分とE601小隊との模擬戦を始める。
最初こそE601小隊を圧倒していたカナタだが、徐々に魔力切れの症状が出始める。
カナタを追い詰めたブレアたちは「主がこの調子では、もう強敵役など……(務まらない)」とカナタに負けを認めるよう促す。
しかし、カナタは「へっ、言わなかったか?強敵役は、お前らだよ」と自分が挑戦者側でミソラたちが強敵役だとこの模擬戦の趣旨を伝える。

この作品で初めてうるっときました。
もちろんこの模擬戦には、強敵にどう戦えばいいかを教えるという側面もあるでしょうが、カナタは本気でE601小隊に勝つつもりだったと思います。
口で言っても伝わらないと思ったからこそ、自分の体を張る必要があったんでしょう。
魔力量的には、E601小隊に勝つことなどほぼ不可能であるにもかかわらず……
どんな劣勢であっても決して諦めないカナタの姿が、ミソラたちにはどう映ったんでしょうね。

事故後、特務小隊エースから後方支援科、そしてFランク小隊の教官へ。
普通なら塞ぎこんでしまいそうな状況なんですがね……
戦闘力は見る影もないですが、心の強さは少しも失われていなかったようです。


エピローグにて教皇浮遊都市《ベベル》の教皇陛下(アークビショップ)「アンネローゼ・サザーランド・ベベル」登場。
きた!幼女きた!メイン幼女きた!これで勝つる!
カナタがカッコいい巻だったんですが、最後の幼女が全部持って行っちゃいました。