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空戦魔導士候補生の教官(7) 感想

空戦魔導士候補生の教官7
今回は短編集。
内容はユーリ、レクティ、ミソラ、ブレア、リコ、クロエがそれぞれ主役のエピソードでした。
ユーリ編とクロエ編が良かったです。
特に最後のクロエ編は、クロエがほとんど出てこないんですが、一番おいしいところだけはしっかり持っていくあたり、正妻としての力の差を見せつけられた気がします。
次巻のベベル編ではミソラたちの活躍に期待しましょう。


ユーリ編
最近、ミソラ、レクティ、リコの三人は、自分を会話に加えずにひそひそと話していることが多いとユーリは感じていた。
嫌われているのだろうかと心配するユーリ。
ユーリは、自分をバイ菌扱いするユーリ菌遊びが、小隊内で流行っているのではと危惧する。
露骨に避けようとするミソラたちを見て、疑惑は確信へと変わっていく……

ユーリって悩み事があるときは、やっぱりクロエに相談してるんでしょうかね。
ミソラたち下級生には相談できないだろうし、教官であるカナタに相談するのが筋でしょうが、想い人にはいい格好をしたいというのが乙女心というもの。
ユーリは、委員長みたいな性格で小隊では常識人キャラ。
恋愛に関しては、なかなか素直になれなかったり、空回りすることが多い気がしますね。
○○先輩という呼び方もいいですね。
先輩後輩の関係っていうのは、先生と生徒の関係よりも近くて、兄妹ほど近くはないんですよね。その微妙な距離感は好きです。


この作品は、萌える展開はいいんですが、ギャグはあんまりおもしろくないんですよね。
だから、今回のギャグ要素多めのエピソードはあまり面白くなかったです。
次巻は本編だと思うので次に期待したいです。