睡眠欲と読書欲の狭間で

ライトノベルの感想なんかを書いてます

この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま (2) 感想

【このすば】イメージ
二巻は、一巻で知り合ったウィズに会いに行く話やみんなでカニを食べたりする話。

ウィズの言動を見てると、思わずいじめたくなってしまいます。
ダクネスはウィズに弟子入りして、Mのなんたるかを学べばいいと思います。
ウィズの語るベルディアエピソードが面白かった。
「足元に自分の首を転がして、スカートの中を覗こうとする人」って……ベルディア、その発想はなかったわ

みんなでカニを食べる話でのアクアは、この世界を満喫してますね。
しかし、こういう親しみの持てる女神様もアリかもしれません。高級酒とか貢いだらすごく喜んでくれそう。
まぁ、私ならアクア教徒よりエリス教徒になりますが。
供物がいつもより少なくても、エリス様なら許してくれそうですが、アクア様の場合は、ちょっと不幸なことが起こったりしそうで嫌ですね。
アクア教団の人達は、罵られるのが好きな人や、干物女に尽くすのが好きな人が多そうなイメージ。
作中でウィズが言っていた、アクシズ教団の人は頭のおかしい人が多いという話も多分本当なんでしょう。

以下、ネタバレあり

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ラノベ感想まとめ(2015.9)

彼女がフラグをおられたら (13)
12巻の体育祭編はすごく面白くニヤニヤできたけど、13巻は微妙です。
卒業旅行編の日常会話にいつものキレがない気がします……


おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!11 大学生編: 富士見ファンタジア文庫: 村上凛
おまえをオタクにしてやるから俺をリア充にしてくれ!(大学生編) (11)
オタリアって10巻で完結したのでは?と思っていたのですが、いつの間にか、大学生編が始まってました。

以下、ネタバレあり

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この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま (1) 感想

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元はウェブサイトで連載されていた作品。
Web版は読んだことないので知りませんが、文庫化するにあたって設定等が改変されてるみたいです。
来年アニメ化もするみたいですが、間違いなく成功すると思います。
自信を持ってお勧めできる作品です。

かわいい美少女は出てきますが、恋愛要素よりもコメディ要素のほうが多いです。
しかもそのギャグが結構面白いです。
そのギャグもパロディネタに頼っていないので、それだけで好印象です。
ラノベは、漫画やアニメと違って絵に頼れないので(挿絵で笑いを取る作品もありますが)、こういうコメディ作品を書ける作者さんは本当にすごいと思います。
日常パートも退屈しないですし、戦闘パートもヒロインが体を張ったギャグをしたりと飽きることなく読み進められます。

まったく関係ないですが、原作がラノベでギャグが面白い来期アニメの「俺がお嬢様学校に『庶民サンプル』として拉致られた件」が楽しみです。
10巻はまだですかね……

以下、ネタバレあり

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Re:ゼロからはじめる異世界生活(1) 感想



もともとWEB小説で発表された作品で、最近流行りの異世界召喚ものです。
異世界に召喚された主人公には、死んでも時間が巻き戻る能力があるんですが、これはチート能力と言っていいでしょう。
回数制限もなさそうですし、時間が巻き戻っても特にデメリットもなさそうなので……
チート能力ではありますが、他の異世界召喚もののチート能力にしてはちょっと中途半端なチート能力ですね。
強敵を圧倒的な力でねじ伏せるような爽快感はないですが、死ぬのを繰り返していかに状況を打破するか試行錯誤していくという設定はなかなか面白かったです。

ゲームであるような「セーブ機能」があるといいですけど、死んだら常に最初からとなるとかなり難易度上がりますね。
一か月何とか生き延びても、そこで死んだらまた一か月前に戻るとか心が折れますよ。
でも、死ぬ度に学習して強くなっていくというのは、ローグライクゲームのような面白さがあっていいですね。
死因や敵の能力をプレイヤー自身が学習して次のプレイに活かす楽しさは、共通していると思います。
この作品でも初見殺しの敵キャラとかが結構出てきそうで、ちょっと楽しみです。

この作品の唯一の不満点は、主人公の寒い言動のせいでフラストレーションが溜ったことです。
異世界召喚前の主人公が不登校気味というのも納得ですよ。
主人公キャラ以外の不満は特にないです。

ラン・オーバー 感想

主人公と転校生ヒロインと原君の三人が力を合わせていじめっ子に戦いを挑む、ちょっぴり過激な学園バトルラブコメ
主人公は、ヒロインにひょんなことから弱みを握られる。ラノベではお約束とも言える両親のいないマンションの一室で、何故か同棲生活がスタート!?
最初は渋々ヒロインに付き合っていた主人公だったが……?
夏祭りイベントや体育倉庫でのちょっぴりHなサービスシーンもあるよ!


面白かった。
ストーリーに期待して買ったんだけど、ちゃんとボーイ・ミーツ・ガールだったし、恋愛ものとしてもよく出来てると思った。
この主人公みたいに振る舞えたら、人生楽しいだろうなって思う。
復讐要素もあるんだけど、メインテーマではない。
ヒロインは不思議ちゃんというか、心に闇を抱えてるようなヒロイン。
ブコメラノベをたくさん読んだ人にお勧めの作品。

ラン・オーバー 表紙画像


ネタバレあり

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空戦魔導士候補生の教官(7) 感想

空戦魔導士候補生の教官7
今回は短編集。
内容はユーリ、レクティ、ミソラ、ブレア、リコ、クロエがそれぞれ主役のエピソードでした。
ユーリ編とクロエ編が良かったです。
特に最後のクロエ編は、クロエがほとんど出てこないんですが、一番おいしいところだけはしっかり持っていくあたり、正妻としての力の差を見せつけられた気がします。
次巻のベベル編ではミソラたちの活躍に期待しましょう。


ユーリ編
最近、ミソラ、レクティ、リコの三人は、自分を会話に加えずにひそひそと話していることが多いとユーリは感じていた。
嫌われているのだろうかと心配するユーリ。
ユーリは、自分をバイ菌扱いするユーリ菌遊びが、小隊内で流行っているのではと危惧する。
露骨に避けようとするミソラたちを見て、疑惑は確信へと変わっていく……

ユーリって悩み事があるときは、やっぱりクロエに相談してるんでしょうかね。
ミソラたち下級生には相談できないだろうし、教官であるカナタに相談するのが筋でしょうが、想い人にはいい格好をしたいというのが乙女心というもの。
ユーリは、委員長みたいな性格で小隊では常識人キャラ。
恋愛に関しては、なかなか素直になれなかったり、空回りすることが多い気がしますね。
○○先輩という呼び方もいいですね。
先輩後輩の関係っていうのは、先生と生徒の関係よりも近くて、兄妹ほど近くはないんですよね。その微妙な距離感は好きです。


この作品は、萌える展開はいいんですが、ギャグはあんまりおもしろくないんですよね。
だから、今回のギャグ要素多めのエピソードはあまり面白くなかったです。
次巻は本編だと思うので次に期待したいです。

空戦魔導士候補生の教官(6) 感想

空戦魔導士候補生の教官6

ベベル編突入。
ミソラたちは、連絡艇にてベベルへ向かう。
しかし、もう少しでベベルへ到着するというところで魔甲蟲の襲撃を受ける。
学園浮遊都市《ファルシオン》代表選抜の助けもあり、何とか魔甲蟲の襲撃を撃退するが、その戦闘でSランク小隊との実力差を思い知らされることになる。

ファルシオン》代表に触発され、自主訓練にも身が入るミソラたちだが、いつもと同じ訓練内容にカナタは不満げな様子。
カナタは、いつもと同じ訓練を続けるだけでは、Sランク小隊に勝つことは無理だと感じていた。
空戦舞踏祭で優勝するためには、目標とする「最強の存在」をイメージすることが必要だとミソラたちに伝える。
その上で、カナタはミソラたちに「明日は強敵を前にしたときの対処法について、模擬線を通じて教える」と話す。

ネタバレあり

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