睡眠欲と読書欲の狭間で

ライトノベルの感想なんかを書いてます

この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま (2) 感想

【このすば】イメージ
二巻は、一巻で知り合ったウィズに会いに行く話やみんなでカニを食べたりする話。

ウィズの言動を見てると、思わずいじめたくなってしまいます。
ダクネスはウィズに弟子入りして、Mのなんたるかを学べばいいと思います。
ウィズの語るベルディアエピソードが面白かった。
「足元に自分の首を転がして、スカートの中を覗こうとする人」って……ベルディア、その発想はなかったわ

みんなでカニを食べる話でのアクアは、この世界を満喫してますね。
しかし、こういう親しみの持てる女神様もアリかもしれません。高級酒とか貢いだらすごく喜んでくれそう。
まぁ、私ならアクア教徒よりエリス教徒になりますが。
供物がいつもより少なくても、エリス様なら許してくれそうですが、アクア様の場合は、ちょっと不幸なことが起こったりしそうで嫌ですね。
アクア教団の人達は、罵られるのが好きな人や、干物女に尽くすのが好きな人が多そうなイメージ。
作中でウィズが言っていた、アクシズ教団の人は頭のおかしい人が多いという話も多分本当なんでしょう。

以下、ネタバレあり

 カズマ達は、悪霊が住み着いたとある屋敷の除霊の依頼を引き受ける。
カズマも除霊のために泊まり込んでいたが、夜中にトイレに行きたくなり目が覚める。
ベットが起き上がろうとするが体が動かない。
そんな時、部屋の隅から音が聞こえ視線を向けると、そこには何故か小さな西洋人形が置かれていた。

この状況だけでも怖いですが、ここからさらに怖くなっていくんですよね。
しかし、普段は駄女神と雑に扱っていたカズマが、「アクア様助けてください!」と手のひらを反すシーンは面白かった。

カズマは助けを求めて部屋を出て、アクアの部屋に飛び込む。
しかし、そこで目にしたのはアクアではなく、両目を紅く輝かせ、暗闇の中、部屋の中央に座り込む黒髪少女だった。

まぁ、めぐみんなんですがね。このときのめぐみんは可愛すぎます。
めぐみんもトイレに行きたくなって、アクアに助けを求めてきたらしい。
紅魔族もやっぱりトイレに行くんですね。
良かったです。いや、トイレに行かない設定だと野宿する時とか言い訳が難しいと思いますし。
決して、お花摘みに行ってきますとか恥ずかしそうに言うめぐみんが見たいとか、そんなこと思ってません。

カズマは尿意の我慢がいよいよ限界に近づき、ベランダでスッキリしようとする。
一人でスッキリしようとするカズマを押し止めるめぐみん。
それに対してカズマは、開いた酒瓶が床に転がっていることをめぐみんに教える。

13歳の少女に一体何をさせようとしたんでしょうね。
よく分かりませんが、カズマが鬼畜だということがよく分かるエピソードですね。分かるのか分からないのかどっちだよ。
結局、トイレには行けましたが、なぜトイレシーンを挿絵にしたのか。もっと絵になるシーンあったでしょう。
冬将軍とか開いた酒瓶のシーンとか……いや、すいません。開いた酒瓶のシーンはもっとひどい気がしますね。


一巻も面白かったですが、二巻はさらに面白かったです。
ウィズがかわいい。
冒険者の一人が、サキュバスが見せてくれる夢で、ウィズのお世話になってるとか言ってましたが、よく分かります。
ウィズは誰にでも優しそうですし、普通のファンタジーなら、アクアの性格とウィズの性格は逆なんじゃないですかね……
次巻は、機動要塞編で何の役にも立たなかったダクネスが活躍しそうなので楽しみです。