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空戦魔導士候補生の教官(3) 感想

空戦魔導士候補生の教官3
みんなで演劇をしたり、男装したユーリがリコとベストカップルコンテストに出場したり、レクティが頑張ったりする話。
交流戦とその前夜祭がメインなので、あまり魔甲蟲の話は出てこない。
そのため、一、二巻と比べて明るめの話&ラブコメ成分多めの巻。
私は、この三巻が今までの中で一番好き。単にラブコメが好きなだけなんだけど・・・

 ブレアちゃんが初登場。武人のような話し方で、身長的にはロリキャラと言っていいんだろうか。
ロリ巨乳のレクティと比べると、こちらは胸も慎ましさを失っておらず、正統派ロリと言えそう。
エピローグにて、小隊加入することに決定したブレアちゃん。
強さにしか興味のないブレアちゃんが、これからどんな風に小隊メンバーと関わっていくのか楽しみ。
この作品は、魅力的なロリキャラが不足していると感じていたので、ブレアちゃんの今後の活躍には期待してる。

クロエは、カナタの優しいお姉さん的なポジションだと思っていたんだけど・・・
特務の仕事でストレスが溜ってくると、カナタに八つ当たりしたりするみたい。
そして、その八つ当たりの仕方が脛をけり上げようとすることなんだけど・・・ちょっとかわいいじゃないか。
クロエは、カナタを信頼しているからこそ、あの事故のことを詳しく聞こうとはしないが、実は事件のことを誰よりも知りたがっているのかもしれない。
カナタも、クロエに真実を話すと、彼女の性格的に自分のせいだと感じてしまうだろうから話せないんだろうけど・・・
この二人の関係性は好きなので、もっと絡んでほしいな。
ヒロインが年下ばかりなので、たまには同学年のクロエやロイドとの絡みが見たい。

ミソラは、カナタのことを尊敬できる教官だと認めたらしく、慣れない敬語を使い始める。
二巻でのストーカー気質なミソラも嫌いではないけど、今回のカナタに釣り合うように必死で背伸びしようと頑張るミソラのほうがかわいい。
ユーリとリコは、お互いに本音を言うことで少しずつ打ち解けていく。
リコ・フラメルのお姉さんって、空戦魔導士科長(ガーディアンリーダー)であるフロン・フロメルだったのか・・・
全然気づかなかった。あの人がお姉さんということは、リコは相当苦労してそう。クロエも苦労してそう。
まぁ、魔甲蟲との戦いにおいて全責任を負うフロンの苦労に比べれば、大したことはないとは思うけれど。

ミソラは、頭は悪いが、素直でまっすぐな熱血少女。
レクティは、内気だが、誰かを護りたいという想いが人一倍強い少女。
リコは、女神の生まれ変わり(自称)だが、小隊隊員のことをよく知っており、気遣いもできる少女。
ユーリは、融通が利かないが、何に対しても真面目で、教官であるカナタのこともよく理解している少女。
三巻でキャラクターは大体掴めたので、リコの過去話やカナタが特務小隊で活躍していた頃の話とかも見たいな。
とりあえず四巻は、勝手にロリキャラだと思ってるブレアちゃんに注目。