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空戦魔導士候補生の教官(2) 感想

空戦魔導士候補生の教官2
カナタが教官になっても連敗が止まらず、第一クォーターは終了。
その結果を受けて、カナタは上司に更迭を言い渡される。
クビ宣告されたカナタは、ユーリが赴任する小隊(Bランク)と勝負することを提案する。
もし、負けたら教官は辞めるが、逆なら、ユーリはE601小隊に入ってもらうと上司に承諾させる。
「誰が十二連敗しているFランク小隊に負けたりしますか!」と自らフラグを立てるユーリ。
そんな中、学園都市では近接系武器を持つ実力者ばかりが襲われる連続傷害事件が起きていた・・・


ユーリは、一巻ではサブヒロイン的な扱いでしたが、二巻ではめでたくサブヒロインから脱却しました。
彼女はカナタに裏切られたと感じていたんですが、二巻でようやくカナタが何故裏切るような真似をしたのか少し理解した様子。
その結果、憎しみすら抱いていた感情ゲージが一気に反転し、先輩大好きっ娘になってしまいましたね。
ユーリは魅力的なチョロインなので、今後の活躍に期待したいです。

前回は個人の特訓の話でしたが、今回はチームワークの特訓でした。
リコは、自分のことしか考えてないと思っていましたが、意外とチームメートのことをよく見ていたみたいです。
ミソラではなくて、リコがリーダーをしても面白いかもしれないですね。
今回は、容姿ではなく性格をほめられたリコが珍しく赤面するシーンがよかったです。

一巻は主人公の言動にイライラさせられるところがありましたが、今回はそこまでイライラさせられることはなかったです。
しかし、エピローグでのユーリの告白を勘違いする辺り、彼もまた鈍感主人公の一人なんでしょう。
主人公の察しが良かったら物語がすぐ終わっちゃいますから、しょうがないんですけどね。