睡眠欲と読書欲の狭間で

ライトノベルの感想なんかを書いてます

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(5) 感想

今回は表紙にもなっているリューさんが活躍するお話。
過去話やサービスシーンもありリューさん好きは必見。私もこの巻でリューさんのことが好きになった。


以下ネタバレあり

 


今回は後半の大規模戦闘が一番の見どころ。
ゴライアスに致命的なダメージを与えたキャラは数名なんだけど、それ以外の取り巻きの敵モンスターを倒す役や魔術師の盾役等、メインキャラクター以外のキャラも丁寧に描写されているので全員で、協力して戦った感があった。

 


リューさんの過去話は救われない話だった。里にはもう帰れないし、ブラックリストにも載り友達もほとんどいない。リューさんはもっとダンジョンに潜ってほしいけど・・・主神をヘスティアに変えるって言うのは無理なのかな?ブラックリストにも載ってるし、ヘスティアも反対するだろうから難しいんだろうけど、このまま酒場の店員を続けるのは惜しいと思う。

やはりエルフはいい・・・エルフの魅力というのは美しさももちろんだが、その内面にあると思う。プライドが高く、高慢で、他者(特に他種族)とあまり交わろうとせず、潔癖で・・・はっきり言って、性格悪い種族。
それだけに仲間になった時はすごく心強い。なんていうか、姫騎士に通じるものがある。何が言いたいかって言うと、プライドが高い女性って、ちょろデレるとすごくかわいいよね!
リューさんは、自分がベルを好きだということにいつか気づいて、シルとの板挟みに悩むんだろうね。今から楽しみだわ。

 

 

ほとんどリューさんのことしか書かなかったけど、満身創痍で18階層を目指すエピソードもよかった。
次巻は地上での話がメインになるみたい。「ダンまち」は魅力的なキャラクターが多いので、戦闘シーン以外も面白いのがいい。